冬が本格的になって空気が乾燥してくるようになります。空気の乾燥により、お肌が弱りやすく水分が不足して潤いが失われやすい状態になるのです。あなたもこの季節になると、カサカサ肌になったり、顔が痒くなっていないでしょうか?
そもそも乾燥肌になるとなぜ顔が痒くなってしまうのでしょうか。今回は痒い乾燥肌でお悩みのあなたに、顔が痒くなる原因と対策を解説します。
Contents
乾燥肌で顔が痒いと感じる6つの原因
肌が乾燥すると同時にかゆいと感じる方が多いのが現状です。痒く感じる憎い原因は次の6つになります。
暖房
暖房を使って温度を上げると、必然的に湿度は下がります。人間は部屋が乾燥している、潤っているというのを絶対的な水蒸気量で感知するのではなく、基本的には相対値で感知します。(空気中の湿度が下がることによって、人間の粘膜などの水分はより一層乾燥します。喉は乾きやすくなったり、皮膚の水分も蒸発しやすくなります。)これが影響してお肌の水分が空気中に逃げやすくなるのです。加湿器をつけると空気中の水分量は増えますが、だからといって加湿器から出る蒸気を直接顔に当てるのはやめましょう。肌についた加湿器の水が蒸発する時に元々あった肌の水分まで持って行かれてしまいます。
血行不良
空気が冷たいと毛細血管が収縮します。そのせいでターンオーバーが低下し、お肌を保護するバリア機能が低下し、かゆみの原因となります。
間違ったスキンケア
洗顔時にゴシゴシ洗ったりスクラブ入りの強い脱脂力のある洗顔料を使うと乾燥肌を悪化させてしまう可能性が高いです。
そして、保湿をしたいからといきなり乳液を塗る人もいますが、乳液を塗る目的は「フタをする」という役目ですので、乳液のみを塗っても何も意味はありません。優しく洗顔、優しく抑えるようにタオルで拭いた後、すぐに化粧水を塗り手に肌が吸い付くまで染み込ませます。その後乳液で化粧水の水分をフタをしましょう。
睡眠不足
睡眠による美容効果はどんなものにも変えられないほど効果があります。いつもより1時間だけでも早く寝るだけで翌朝の肌の調子はきっと違うはずです。睡眠不足が連日に続いてしまえば、お肌の免疫力も落ちてしまい、乾燥肌によるかゆみを悪化させてしまいます。
偏った食事
ファーストフードやインスタント食品、甘いものは栄養が偏ってしまい、過剰に摂取してしまうとビタミンがほぼなくなります。もちろん、これらを絶対に食べるなというわけではありません。ほどほどにということです。我慢しすぎると逆にそれがストレスが溜まりますし、美味しいですもんね。ファーストフードを食べたのなら次の食事で野菜を食べてビタミンを補えばいいだけです。楽しく食べることが一番です。
加齢
歳を重ねるごとに肌のコラーゲンやエラスチンといった水分を留める役目の成分が減少します。これにより肌の表皮が少しずつ薄くなってくるのです。これを菲薄化と言います。菲薄化になるとちょっとした刺激でも肌が赤くなり、痒いと感じてしまうのです。
乾燥肌による顔のかゆみを抑える方法7選
乾燥肌の対策というと保湿が基本です。潤すことが出来たとしても一度痒くなってしまうとなかなか治りません。痒くなってしまった時の対処法と痒くならないための予防法をご紹介します。
入浴前(湯船に浸かる前)に洗顔をする
湯船に入ることで体温が上昇し、かゆみが増してしまう前に洗顔を済ませましょう。そうすることによって痒みがピークに達した時に更に洗顔によって刺激を与えることを防ぐことが出来ます。
お湯の温度は32度~34度のぬるめで
熱いシャワーを直接顔にかける人がいますが、それは絶対NG!熱いお湯は刺激になるとともに必要な皮脂まで洗い流してしまいお肌のバリア機能を低下させ更に乾燥してしまいます。顔を洗うときはぬるま湯か水にしましょう。
こすらない
かゆみに耐えきれずゴシゴシこすったり掻いたりしていませんか?顔は思っている以上にデリケートな部分です。優しく洗っているようでも実は皮膚にはとても負担をかけているので、洗顔時はよく泡たてて手のひらに顔が触れないように泡で顔を洗うようにしましょう。
新陳代謝を上げる
新陳代謝を上げるとターンオーバーが整い、いつも新しい細胞が作られるキレイな状態を保つことが出来ます。特に年齢を重ねるとターンオーバーが乱れてくるのでバランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠で新陳代謝を上げましょう。生活習慣は肌に良く表れますからね。
~肌サイクル・・・基本的に年齢+10日~
20歳・・・肌が新しく生まれ変わるまで30日かかる
30歳・・・肌が新しく生まれ変わるまで40日かかる
40歳・・・肌が新しく生まれ変わるまで50日かかる
50歳・・・肌が新しく生まれ変わるまで60日かかる
ワセリンを塗る
肌が痒いときはむやみに化粧水を塗ると悪化してしまう可能性があります。できるだけ肌本来のチカラで治すために、ワセリンだけ塗るようにしてみてください。ワセリンを塗ると肌の水分が蒸発するのを防いでくれます。
紫外線対策をする
肌が痒いときは紫外線などの刺激を普段より強く受けやすい状態になります。でも日焼け止めを塗るとよけい痒くなってしまいますので、帽子や日傘で紫外線をシャットダウンするか、ワセリンを下地として塗ってその上にUV効果のあるパウダーを塗ると肌に刺激を与えず紫外線対策が出来るでしょう。
メイクはナチュラルにする
顔が乾燥して痒いのに、ガッツリメイクでは治るものも治りません。メイクはできるだけしないか、ナチュラルにしてください。ファンデーションは刺激の少ないオーガニックのファンデーションがいいでしょう。
一部だけ乾燥が激しかったり、どうしようもないくらい痒い場合は、アトピー性皮膚炎かもしれません。この場合は、皮膚科で診察してもらってくださいね。
乾燥肌の改善のコツ
そもそも乾燥肌の原因は「皮脂膜と角質層のバリア機能の低下」と言われています。
皮脂膜・・・皮脂膜は「あせ」「あか」「あぶら」の3つが混ざり合いお肌全体をサランラップ状に包み込んでいる弱酸性の皮膜です。
皮脂膜の具体的な役割は、
1,お肌の乾燥を防ぐ
2,弱酸性の力によって雑菌の繁殖を防ぐ
3,弱酸性の力によってお肌についた化学物質を分解したり侵入を防ぐ
4,紫外線からお肌を守る
角質層・・・1,NMF(天然の保湿成分で、健康な角質細胞に存在している)
2,細胞間脂質【セラミド】(セラミドは細胞と細胞をつなぎ合わせる脂質です。水分を逃さないように、挟み込む役割をしています。)
皮脂膜が不足すると、紫外線やホコリなどの外部からの刺激を直に受けやすくなり、肌が炎症をしてかゆみが発症します。また角質層のバリア機能が低下すると肌の水分を維持するチカラがなくなってしまうため、乾燥肌となるのです。
キメの細かいみずみずしいお肌は、皮脂膜・NMF・セラミドが揃っている弱酸性のお肌のことを言います。
基本は、化粧水で水分を与えてあげてすぐに乳液やクリームでフタをして上げる方法を続けてください。ただ、痒みがあるときは洗顔後にワセリンのみというシンプルなケアでお肌を休ませてあげてください。
あれこれ化粧品を使うのが面倒だという人は、オールインワンとは思えないほどの保湿力のあるゲルがおすすめです。
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まとめ
これまでの説明で理解していただいたかと思いますが、保湿をするために大量の化粧水を塗っても乳液でフタをしないと意味がないということを忘れないでください。
お肌に水分を補ったりフタをしたりすることもとても大事ですが、体の内側から整えたり、生活習慣を見直すだけでもお肌は正直に変わってきます。ぜひ今回の記事を参考に、乾燥肌対策を始めましょう。
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