美肌は女性にとって永遠のテーマです。なのに、スッピンになると現れるシミ。
どれほどスキンケアに気を使っても、出来てしまったシミ、避けられないシミがあります。実はシミの原因って誰もが知っている原因一つではないんです。今回は、自分のシミの原因はどれなのか、シミを予防する効果的な方法は何なのか、解説します。
紫外線だけがシミの原因ではない
気になる顔のシミは、実は9種類もあるんです。あなたのシミはどのタイプか当てはめてみてください。

老人性色素斑(日焼け記憶ジミ)
「シミ」の代表格。若い頃に日焼け対策をせず放置してしまった人に多い。30代以降に多く、輪郭がはっきりしていてそのままにしておくと大きくなる。
光線性花弁状色素斑(強烈日焼けジミ)
1~2ミリ程度の小さなシミ。海水浴、雪焼けなど強烈な紫外線を浴びた後にできる。
炎症性色素沈着(肌荒れ記憶ジミ):20代30代に多く、ニキビ跡・カブレ跡・傷跡などにUVを浴びてできる。パーマ液やカラー剤などでもできる。
雀卵斑(ソバカス)
子供の頃のソバカスは遺伝的要素が高く思春期を過ぎると薄くなる。おとなになってからのソバカスはUVが原因になる。
ぼんやりシミ(肝斑)
40代以降に多く、左右対称にできはっきりした境界がなくぼんやりしている。,角質汚れジミ:ターンオーバーが遅れて古い角質が肌にこびりついている。お肌がザラザラしている。
脂漏性角化症(出っ張りジミ)
40代以上にでき、茶色や黒のイボ状のものでほくろのようなシミ。
摩擦ジミ
刺激を加えることでしみになる(タオルや手の摩擦、クリームなど)
赤ジミ(赤ら顔・毛細血管拡張)
毛細血管が炎症を起こしている。赤いぶつぶつしたシミや吹き出物のようなものがでる。
私達の憎きシミは、紫外線が原因のシミと、女性ホルモンが原因のシミの2つがあるんです。ということは、紫外線予防だけしていてもダメだということですね。
紫外線予防!これは基本です
シミのもととなるメラニンは、もともと紫外線などの外部刺激から皮膚を守るために作られた色素です。通常は、皮膚の新陳代謝によって一定の周期で古い細胞が剥がれ落ち、新しい細胞へ生まれ変わる時にメラニンも一緒に排出されるのです。
でも、新しい細胞が生まれ変わるのは、基本的に年齢+10日。例えば、30代の方なら新しい細胞が生まれ変わるのは40日かかるということです。一ヶ月以上もかかるのでメラニンの塊ができてしまい、それがシミとなるのです。
そうならないための予防策としてはコチラ↓
お家の中でもしっかりUVケア
家の中だからと気を抜いてはいけません。紫外線は窓ガラスを通り抜けて攻撃してきます。生活紫外線というUVA波は波長が長く、肌の奥深くまで到着しじわじわと肌に影響を及ぼします。長期に渡りUVA波が蓄積されそれがシミとなって現れるのです。今シミがないからと言って安心できません。
お肌の新陳代謝を良くする
規則正しい食生活、睡眠をしっかり取り、新陳代謝を高めメラニンを肌の外へ排出させましょう。
リンパの流れを良くする
リンパの流れを良くすることで、マクロファージ(免疫体の一種)にメラニンを食べてもらいましょう。
顔への接触を少なくしこすらない
肌に摩擦を加えることで、細胞の奥までメラニンが落ち込み黒皮症となる。
冷暖房を直接当たるのを避け乾燥を防ぐ
肌が乾燥すると角質層が硬く厚くなり、古い細胞が肌の表面に留まりやすくなります。
ビタミン剤などを使用する
シミができるのは肌老化の原因「活性酸素」のせいなんです。その活性酸素を除去する力があるのが「ビタミンC」です。
美白成分の基礎化粧品を使用する
美白成分はメラニン色素が作られる過程を阻害する働きをしてくれます。できてしまったシミにもこれから出来るシミにも効果的です。
女性ホルモンが崩れるキッカケを避ける
肝斑などによるシミは、30代や40代に多く見られます。妊娠やピルなどの服用がキッカケで発症してしまうケースが有り、女性ホルモンのバランスを崩す更年期が影響することもあるのです。
そうならないための予防策としてはコチラ↓
ピル(経口避妊薬)の安易な服用を避ける
ピルを服用することによって通常とは違う女性ホルモンの働きをするのでピルを長期的に続けていると肝斑などが発症しやすくなります。
睡眠をしっかり取る
お肌のゴールデンタイムと言われている22時~2時のあいだに睡眠をとっていないと、肌細胞は生まれ変わりません。肌が生まれ変わらないとシミも肌の奥底に停滞したままになってしまいます。
ストレスを発散する
ストレスを溜めたままにすると脳が誤作動を起こし、メラニン色素を生成する司令を出してしまうことが有るのです。
適度な運動をする
運動をしないと毛細血管の血流が悪くなります。血流が悪くなると新陳代謝が乱れ、うまくメラニン色素を排出できなくなるのです。
女性ホルモンだけではなく、もちろん日焼け対策も徹底しておくことが重要になります。肝斑やソバカスは閉経を過ぎると自然とシミが薄くなるケースが多いのが特徴です。でもそれは個人差も有りますので、「将来シミが消えるからいいや」と、紫外線対策をしておかないと、紫外線が原因のシミが顔に残ってしまっていることになりますからしっかりと今から紫外線予防しましょう。
まとめ
このように顔のシミには、様々な原因が有ります。その原因をしっかりと明確にしてそれにあった対策や予防をすることが大事になります。
紫外線の強い夏はもちろん、冬でも紫外線はあります。曇りや雨の日でもあります。ですから常にUVケアをしっかりすることが将来の美肌につながります。女性ホルモンの崩れやすい30代や40代の方はストレスや睡眠不足を避けることもシミ予防につながりますので、季節関係なくお手入れをしっかりとすることが美肌を保つ秘訣ですよ。
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